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八十小路


 

*遊覧馬車
黒塗りのちょっと小意気な2人乗りの馬車−遊覧馬車と呼ばれていた−が、舗装してない道にポクポクと蹄の音をたてて、鎌倉の町なかを走るようになったのは、大正に入ってからである。明治年代から馬車があることはあったが、海浜ホテルの1台だけで、泊り客専用だから誰でも気軽に乗れるというわけにはいかなかった。それだけに、遊覧馬車ができた時は珍らしがられ、客も多かった。それに公使館や華族の払下げなので、車体はわりに良かった。富裕階級の乗物が自動車に変りつつあったせいで、馬車は急速に不用となって行った時代である。つまり、「お下がり」の馬車が庶民に廻ってきたのだった。はじめのうちは駅前に人力車といっしょに並んでいたが、なにしろ場所を取るので追い出され、二の鳥居前の若宮大路や、八幡前などが客待ちの場所になって行った。
最盛期には20台以上もあったそうだが、それも一時で、やがて半分ぐらいに滅った。



鎌倉のなかの明治
その1「段葛」  その2「海岸への道」  その3「別荘」  その4「海のことなど」  その5「人力車 自転車」  その6「松のある風景」
鎌倉のなかの大正
その1「鎌倉劇場」  その2「白切符 青切符」  その3「鎌倉能楽堂」  その4「自動車」  その5「遊覧馬車」   その6「外人客」  その7「海浜博覧会」  その8「海軍さん」  その9「洋食屋」  その10「第二の変わり目」
鎌倉のなかの昭和
その1「提灯」  その2「めいた町」  その3「海から来る春」  その4「暗かったころ」  その5「市民座」  

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